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アバウト

ファン感謝祭

Rakuten 楽天のファン感謝祭に仕事で参加。まさか、我が故郷仙台にこのような形で帰省するとは思わなんだ。

早朝9時に現地入り、球場スタッフと打ち合わせを行う。30分後、場違いなスーツ姿で念願のスタジアムに入場。履き慣れた革靴で踏み締める芝生の感触が心地良い。マウンド付近を通り過ぎ、外野へ向かう。バックスクリーンの前で振り返り、スタジアムの全景を見渡してみる。荒れ果てた宮城球場時代を知っているこのクリネックススタジアム。暫く見ないうちに立派になったもんだ。

ファン感謝祭の中身は予想以上にグダグダ。中途半端なパフォーマンスとオチの無いトークショーが続く。全ての演目が気温以上に寒い中、東北のファンは温かい。選手が何をやっても目尻を下げ、優しい表情で見守っている。この距離感の近さこそ、都会の野球団には無い財産なのだろう。

関係者パスを首からぶら下げていた私に、50歳代位の男性が話しかけてきた。「球団関係者の方ですか。楽天のおかげで毎日が本当に充実しています。ありがとう」否定するのも野暮かと思い、笑顔で男性と握手。何かこう、じんときた。

11月末の土曜日。仕事とは言え、忘れ難い週末となりました。

2008/11/24 00:25 カテゴリー: スポーツ | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

オバマ

小浜市の諸君、恥ずかしいのでもう少し活動を自粛してくれたまへ。

アメリカ大統領選でオバマ氏が当選した。当選確定後、聴衆の前で語った「勝利宣言」の要旨が日経新聞に掲載されていたのだが、これがもう、ハリウッド映画のように完璧な文章で笑ってしまう。遠く離れた異国の地、満員電車に揺られながら読んだ私ですら情景を思い浮かべ体温が熱くなるくらいだから、その日その時、リアルタイムで時間を共有した支持者の興奮は容易に想像できる。

これが日本であればどうだろう。仮に一国の首長を決める機会が国民に委ねられたとしても、熱狂は1年ともたないはずだし、TVに映るアメリカ人のようにボードを掲げ、陶酔した目で支持者を見つめるあの風景は起こり得ないはずだ。政治への関心が薄く当事者意識に乏しい国民性もあるだろうが、話を飛躍させれば、宗教観の違いとも結構密接な関係がある気がする。

日本人の大半は本質的に無神論者で、絶対的な何かを「信じる(まぁこれも語弊はありますが)」文化を持ち得ていない。アメリカは違う。最後の最後、全てを超えたところに存在する神の存在を純粋に信じている。

良い意味では、信じるものがある強さ。悪い意味では、「すがる」ものがある依存と弱さ。このご時世だからなのか、TV局の取材に対して、有権者がオバマに「すがる」ようなコメントが多いことは気になった。

国民性や気質、文化に依らず、最後の最後、自らの環境を変化させる要因は自分自身。何かにすがることで、自己啓発力やら対応力やらを衰えさせたくはないなぁ、、と、遠い異国の熱狂的な選挙戦を見て考えてみる。

オバマの宣言は、人間の弱い部分を突く表面的な包容力に満ちている。絶対的な大国としての地位をアメリカが失った今、アメリカ国民のすがるものがオバマ「個人」にならなければいいなぁ、と軽々しくも感じた次第。ご参考までに、オバマ氏の宣言を残しておきます。

【勝利宣言要旨】

米国は全てが可能な場なのだということを、世の中にまだ疑っている人がいるだろうか。民主主義の力に疑問を抱いている人がまだいるのだとしたら、今夜が君たちへの答えだ。

我々は単なる個人の集合でも、赤い州(共和党)と青い州(民主党)の集合でもなく、今でもいつまでも合衆国なのだ。米国に変革の時が到来した。

マケイン上院議員から素晴らしく礼儀正しい電話をもらった。愛する国のために、想像を絶するような犠牲に耐え抜いてきた人物だ。マケイン氏とペイリン氏が成し遂げたことを祝福したい。この国との約束を果たすために、彼等と協力することを楽しみにしている。

この勝利は君たちのものだ。だがこうして勝利を祝っている間にも、我々は二つの戦争、一世紀に一度の最悪の金融危機のさなかにある。イラクの砂漠で目覚める勇敢な米国人がいれば、アフガニスタンの山々で我々のために命を危険にさらす人々がいる。

前途は長く、登る坂は険しい。一年や一期では到達できないかもしれないが、目標の地点に必ず辿り着くと、私は君たちに約束する。

米国のリーダーシップは新しい夜明けを迎えた。世界を破壊しようとする者は打ち倒す。平和と安定を求める者は支えよう。米国の真の力は軍事力や資金力ではなく、我々の理想が持つ永遠の力だ。民主主義、自由、機会、希望は米国の気質だ。

次の世紀まで生きる子供たちが目にする変革はどんなものになるだろうか。アメリカン・ドリームを取り戻すために永遠なる信念に応えていきたい。我々はできる(Yes, We Can.×8回)!

2008/11/07 01:17 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

アマダナ

Cs115 お前がゴミじゃ。

洗練されたデザインで有名なamadanaという家電ブランドがある。1975年生まれの若き経営者、熊本浩志が立ち上げた自称21世紀型家電メーカ。東京都内を中心に取り扱い店舗も数多く、独特のブランドロゴを目にする機会も多くなった。

・・嗚呼、amadana。電卓はいいのだ、電卓は。デザインも機能も申し分なく、多少値は張るがギフトにも最適。だが、それ以外の製品は決して買ってはいけない。自称買い物上手の私がここ数年で最も屈辱的な出費をしてしまったスティッククリーナーを紹介したい。

行きつけのインテリアショップで深く考えずに購入したワイヤレスの簡易掃除機。持ち手のつくりが不安定ながらも、木目の取っ手とシンプルなデザインが気に入って購入。早速充電し、数日間使ってみた。

フォローのしようが無い驚愕の吸引力。床に落ちた米も吸い取れず、髪の毛が絡まると更に回転力は落ちる。ふ・・ふぃーーん。音からして心許ない。もしや使い方が悪かったのでは・・と、説明書に目を通してみる。「フィルターのゴミは掃除機で吸い取ってください」 お前は何の製品だ。死んでしまえ。

クレームをつける気力もなく倉庫に放置して数ヶ月。本日、掃除をしていて久し振りにその勇姿を発見。改めてフル充電してみる。いけ、amadanaクリーナー!汚名を挽回したまえ!!ふ・・ふ・・ふぃーーーん。

ブログのネタとしての仕事を最後に、彼は粗大ゴミとして我が家から消えました。

2008/11/02 02:54 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

1秒の定義

思えば誤差だらけの人生。

10月27日の日経新聞朝刊に、東大が超高精度時計を開発したとの記事が掲載されていた。何でも、6,000万年に1秒しか計測誤差が生じないらしい。マンモスが地球を闊歩していた頃から現代まで1秒ってのも凄いが、続く記事がまた凄い。

「超高精度時計は日常に潜む不思議な現象をあぶり出す。アインシュタインの相対性理論によれば、歩いている人の時間は止まっている人よりもゆっくり流れる。現在の時計ではその差は小さすぎて計れないが、誤差が百億年に1秒の世界になれば検出できるという」

えー、論理的にも直感的にもよくわかりません。ちなみに、科学者がこれだけ情熱を燃やす1秒の「定義」って皆さん知ってましたか。どうやら、「セシウム原子が出すマイクロ波の周期の91億9,263万1,770倍」らしいですよ。

まあ、時間は大切にしましょうということで。

2008/11/01 01:49 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

エネルギー

実に久し振りのエントリー。まさか半年経っていようとは。

2月末の転職後、結構バタバタしていた。エネルギーが昨今の株価バリに底を打ったのは6月。会う人会う人に萎んだと言われた悔恨の日々。ご心配をお掛けしてスミマセン、何とか乗り切りました。

エネルギーと言えば、人からエネルギーを奪う人は下記3点を人前で発言する・・と聞いた。皆さんはどうですか。

①「お金が無い」
②「体調が悪い」
③「誰それと仲が悪い」

思えば6月は②の発言が多かったかも・・と我が身を振り返って反省しきり。四六時中外に対して気張っている必要は無いだろうが、少なくとも周囲のエネルギーを吸い取る人間にはならんようにしなければ・・と決意を新たにしたこの頃。

底を乗り切ると、人間はサイヤ人の如く復活します。

2008/10/28 00:52 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

Get things done

「来期は売上げを30%伸ばす、という目標を立てたとしよう。けれども実際には27%しか達成できなかった。これがスポーツの試合なら敗北だが、実際のビジネスでは目標に3%足りなくても、さほど問題は生じない。目標には到達できなかったけれど、とりあえず去年よりも27%売上げが増えたからいいじゃないか、という話にすることもできる。業界7位の企業が、1位になるという目標を立てて活動した結果が2位だとしても、元が7位なんだから大躍進だとお祝いすることだってあるかもしれない。

英語ではそういう姿勢を「Best effort basis」と表現する。現状に満足し、ここまでやったんだからいいじゃないか、と自分自身に言い訳する人の姿勢だ。僕はそういう姿勢を否定する。それでは本当の意味での勝者にはなれないし、本当の意味で仕事を楽しむことはできないと思っているからだ。「Best effort basis」では永遠に月に到達できないのだ。

これとはまったく違うモノの考え方をする人がいる。その姿勢を「Get things done」と表現する。ありとあらゆる手段を使って、何が何でも物事を達成する人間の姿勢だ。「Best effort basis」と「Get things done」。たとえどちらも毎日同じように努力したとしても、この2つの姿勢には天と地の開きがある」

友人から借りて読んだ、楽天三喜谷社長の著書「成功のコンセプト」の一文。上述の文章に、今の自分に足りない点が凝縮されている気がする。批評家になるのではなく、自ら最後までやり遂げる力。言動ではなく、行動で示していかなければ。

2008/04/08 00:48 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

グラスホッパー

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)
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伊坂 幸太郎
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伊坂幸太郎は実に巧みな文章を書く。伏線の張り方には独自のテイストが溢れており、テンポの良い文章は小気味良く読み手の脳内を踊る。固定ファンが多いのも頷ける。

本作のテーマは「殺し屋」、主要人物は2人の殺し屋と妻を自動車事故で亡くした1人の男。人が次々と死に、それらの生死が淡々と紡がれていく世界。どう考えても現実離れしているのだが、にも関わらず奇妙な「現実感」を感じてしまう。そこに伊坂の表現力の妙がある。常軌を逸した冷酷無比な表現は好みが分かれるかもしれないが、独特のブラック・ユーモアがそこかしこに軽快に塗されており、所謂「ハードボイルド」的な重さは感じられない。最後まで一気に読めるはずだ。

ナイフ使いの「蝉」、自殺専門の殺し屋「鯨」というキャラ立ちした2人。主要人物が何しろ「殺し屋」なのだから、彼等に感情移入して楽しむタイプの小説ではない。常識人であれば、そもそも殺す側、殺される側の感情の機微に自分を重ねることなど、はなからできやしないのだ。無論、フィナーレに救いを求めてもいけない。法規社会では決して許されない殺しを新しいタイプの「エンタメ」小説として仕上げた、そこに作者の意図がある。

2008/04/06 21:52 カテゴリー: 書籍 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

最速王選手権

Cart 茨城県のカート場で、最速王選手権を開催。コースを1時間強貸し切り、予選10週でファーストラップ計測、本戦12週で勝負を決める。最高速度は原付バイクの50km程度だが、視点と視線が低いだけに体感速度はかなりのもの。コーナーを曲がる瞬間にかかるGは恐怖感と戦うほどに圧力を増す。

我こそはと腕自慢の若者に混じり予選は2位通過。ファーストラップこそ神戸出身のAに譲るものの、10週を無難にまとめ上げ本戦での栄光を伺う。写真は、数秒後にスタートを控える緊張の一瞬。3、2、1、スタート。白と黒の旗が振られ、爆音と共に各車最初のコーナーに飛び込む。

0コンマ何秒か、最速を刻もうとする攻撃的な走行はスピンと隣り合わせ。かといって、安全運転に終始すれば野心的な後続にいとも簡単に抜かれていく。マシンのスペックは同じなだけに、言い訳がきかない一発勝負。アドレナリンが湧いてくる。

2位スタートの私は、目の前の1位を抜き去りがたいがために、コーナーの度に攻撃的なハンドリングを繰り返してはスピンする、、という悪循環。5週目を過ぎた辺りでハンドル操作を誤り、その隙に2台にかわされる。僅差ではあったものの、12週が終わった時点で4位。順位を2つ落とし、屈辱のままレースは終了した。

次回のリベンジを固く誓い、帰りは常磐線グリーン車を参加メンバーと共にジャック、周囲の冷たい視線を余所に缶ビール数十本を空けながらご機嫌な道中を楽しむ。心地良い筋肉痛の中、気心の知れた仲間との至福のひととき。いやぁ、お酒もトークもサイコーです。カートレースに興味を持った方は、私までご連絡ください。ガチンコレースを楽しみましょう。

場所は茨城県、最寄り駅はJR荒川沖駅。荒川沖?・・そう、つい先頃通り魔事件のあった荒川沖駅。TVに映る風景に見覚えがあるな・・と思っていたら1週間前に訪れていた場所でした。たらればを言い出せばキリが無いが、数日の差で危機を脱した運に乾杯。人生何が起こるかわからんですな。

2008/03/31 23:26 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

海外赴任

ここ数年、年賀状のやり取り程度だった旧友Hからメールが届いた。「お久し振り。縁あって、今は東京の外務省に勤めてます。突然ですが4月に海外赴任することになりました。赴任先は中国の広州総領事館です。東京にいるうちに、久し振りに飲みませんか?」てっきり地元仙台にいるとばかり思っていたH。まさか外務省とは。私の現在の職場(転職して職場が変わりました)は霞ヶ関。超ご近所さんじゃないですか。

早速メールを返信、飲む約束をとりつける。で、再会当日。仙台で共に過ごした10数年に思いを馳せながら、当然のように昔話が弾む。かたや海外赴任、かたや転職という人生の節目を迎え、かつ霞ヶ関で共に働いていたとは。人生何が起きるかわからんね、と何度も酒を酌み交わす。酔った勢いに便乗し、極上の外務省ネタを幾つかゲット。さすが魔物が住む官公庁。話題には事欠かないじゃないですか。

旧交を温めたと思った矢先の海外赴任。3週間後、彼は産まれたばかりの子供と奥様と広州に旅立ってしまう。「上海かマカオに是非遊びに来てくれ。その時は案内するから。その辺は接待で結構行くだろうから、極上の店を押さえとく」素晴らしい。外務省ならではの頼もしい一言。これは近日中に行かねばなるまい。眠らない都市、上海かマカオでのご機嫌な再会を固く約束し、Hとの会合は幕を閉じた。

北京五輪開催に伴う激動の年に中国赴任など、そう体験できることではない。大変でしょうが是非楽しんできてください。新天地での活躍を祈念しています。

2008/03/22 01:00 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

マック降臨

Macbookpro 待ちに待ったMacBook Proが、ついに我が家に到着。まずはシャンパンで清めの儀式。興奮する我が身を落ち着け、彼を包む漆黒のヴェールに手をかける。アップルストアで購入後約3週間。この日をどれだけ待ったことか。いよいよ開封の時がきた。

目の前に現れる麗しの銀白色のボディと林檎のシンボル。上品に収められた備品群も所有欲をくすぐる。電源を入れる前にまずはメモリ増設。極細のドライバを手に取り、裏面の蓋をこじ開ける。ネットで予め購入していたメモリをはめ込み、4Gにパワーアップ。CPU:2.5GHz Intel Core 2 Duo、グラフィックボード:NVIDIA GeForce 8600M GTのハイスペックな環境が整った。

電源を入れ、落ち着く間もなく今度はWindows Vistaをインストール。Boot CampでLeopardとWindowsのデュアルOSを構築する。ネット接続は自宅にはりめぐらせた高速ワイヤレス。書斎でもリビングでもストレスフリーでWebを楽しめる。これにて作業は全て終了。マックの降臨だ。

2008年3月、ついにWindowsを卒業しました。

2008/03/18 21:57 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

沖縄

Okinawa1 転職直前。貯まっていたマイルを消化して2泊3日の小旅行へ。本音を言えば愛するバリに行きたかったが、卒業旅行シーズンと重なり航空チケットが手に入らない。プーケットもフィジーも残念ながら満席。とは言えグアムとサイパンはどうにも中途半端。仕方ない、今回は国内で我慢・・ということで、オフピークの沖縄に出発。往復の航空チケットが無料なだけに、宿泊先はちょっと豪遊。一番希望の喜瀬別邸は常識外れの価格帯。妥協して、雰囲気の良さそうなジ・アッタテラスクラブタワーズを選択。束の間のプチセレブ気分を味わう。

那覇空港到着後、レンタカーを飛ばしてホテルに到着。バリの高級リゾートを思わせるロビーを抜けると、目の前に洒落たプールが広がる。バーの雰囲気もなかなか。バリのような異国ならではの非日常空間とはいかないが、社員のホスピタリティも上々で気分が良い。持ち込んだ焼酎を飲むために内線で氷を頼むと、5分も経たないうちに部屋に届けてくれた。迅速なサービスも素晴らしい。柿ピーを摘みながら俗世界を離れ酒浸り。視界がメリーゴーラウンドのようにぐるんぐるん回る。徹底的なインドア。これなら別に沖縄でなくても良かったんじゃないか・・と暫し冷静になったりもしつつ、1日目終了。

Okinawa2 翌日は、以前より興味のあった世界遺産、斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ。御嶽とは、神々が天より降りる杜として、祝女によって神拝行事が行われてきた琉球王朝の聖地。三角形の空間の突き当たり部分は拝所。神秘的な光が射し込み、凛とした空気が漂う。東側には海の彼方に久高島。魂が落ち着くような不思議な空間。古来の人々が神を感じたことも頷ける。

続く目的地は、沖縄美ら海水族館。平日にも関わらず、水族館が近くなるにつれ道が混み始める。遅々として進まない道程に嫌気が指しガラス越しに歩道を見ていた最中、携帯電話で話ながら歩く長身の美青年が目に飛び込んでくる。・・ん?どこかで見たことがあるな・・と思ったら、沖縄で合宿中のプロ野球選手、日本ハムのダルビッシュだった。彼はそのまま、国道沿いのパチンコ屋の中に姿を消した。

Okinawa3 そんなこんなで水族館に到着。ジンベエザメの複数飼育は世界初、規模も世界最大級、と聞いてはいたが、百聞は一見にしかず。「黒潮への旅」と名付けられた巨大な水層が目の前に現れる瞬間は鳥肌モノ。厚さ60cm、幅22.5mのアクリルパネル内で悠々と泳ぐジンベエ、マンタの群れは幻想的。生命の神秘を目の当たりにし、惚けたように見入ってしまう。身体ごと海に溶け込んでいくような感覚。一度は訪れるべき、日本が世界に誇る観光スポットだ。

最終日。荷物をまとめ空港へ向かう道中、この旅行が終わって帰宅すれば転職だ・・と言葉にし難い感慨が押し寄せる。来るべき激動の生活を前に、暫し心のリフレッシュ。初夏を思わせる爽やかな沖縄に感謝しつつ、現実世界に戻る。

社会人10年目直前の沖縄旅行は、忘れられない思い出となりました。

2008/03/06 22:51 カテゴリー: 旅行 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

島崎藤村

お隣の韓国でも大好評のワイン漫画「神の雫15巻」冒頭に、島崎藤村の詩「初恋」が記されていた。中学の教科書で読んで以来だ。実に懐かしい。七・五調の奇跡のようなリズムが身体に心地良く響く。日本語って本当に美しい。

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛(はなぐし)の

花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて

林檎をわれにあたへしは

薄紅の秋の実に

人こひ初めしはじめなり

わがこころなきため息の

その髪の毛にかかるとき

たのしき恋の盃を

君が情けに酌みしかな

林檎畠の樹の下に

おのづからなる細道は

誰が踏みそめしかたみぞと

問いたまふこそこひしけれ

2008/03/01 00:40 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

プラチナカード

Plutinum 郵便受けに突如届いた高級感漂う黒の封筒。これはもしや・・。開いてみると、利用するクレジットカード会社からの案内状だった。「実りある人生に輝きを。充実のサービスであなただけの時間をお届けします」。出ました。噂に聞いていたプラチナカード取得のお誘いだ。

マイルを貯めるために1年間利用したシティカード。とは言え庶民の年間支払い金額などたかが知れている。何故私に。案内状の表紙に踊る「The One and Only」の文字。全く意味のない見栄と欲望がプラチナの4文字でオブラートに包まれている。ワンでもツーでもオンリーでもない。私に本状を届ける時点でマーケティング戦略失敗だ。

ショッピング利用可能額が月間300万・・海外旅行保険1億円保証・・外貨盗難保障保険・・高級ホテル優待料金・・プラチナクラブ・・。我が人生と永久に交わらないであろうサービスが書面に押し並ぶ。月間300万利用可能なら仕事などしない。つーか転職したばかりだし夏の賞与無いし(切実)。輝きを求める人生の主がプラチナを呪う。

年会費は驚愕の「¥58,800」。審査基準は極甘。プラチナカードを持ってみたい?それならば是非シティカードを。

2008/02/29 00:43 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

退職

2月末をもって、丸9年在籍していた会社を退職することになった。同期や先輩、上司と、とにかく人に恵まれた。社会人基礎力や人間力を醸成する場として充実した環境だった。振り返ってみて、改めてそう思う。

就職活動当初は総合商社とコンサルティングファームを目指していた。面接が上手く進み内定も獲得できた。けれど、社員と社風に言葉では表現し難い魅力を感じ、自分でも想定外だったIT業界、SIerで働くことになった。正直に言うと、今でもさしてIT(テクノロジー)に興味は無い。それでも、この9年間、十分に楽しかった。恐らく、仕事の本質的なやり甲斐は業界や職種を越えたところにある、ということなのだろう。

IT業界に身を置いた一番の利点は情報感度が高くなったこと。テクノロジーの移り変わりはあまりに早く、知識や経験が1年後には役に立たない、という危機感が自分の情報感度を高めてくれた。シゴトだけでなく、プライベートも充実させたいという意識を常に新鮮に保つことができた。これだけ充実した環境を捨てることへの恐怖は大きかった。

転職を決意した理由はポジティブ、ネガティブ、両側面あれど、一番には純粋な好奇心。自分の内より発せられた声に従って、今、一番ワクワクする領域を深掘りしていきたいと思った。行動せず悶々と悩むのも性に合わなかった。お世話になった方々にご迷惑をお掛けしつつも、最後はエイヤで決断した。

キャリア論の権威、高橋俊介氏は、自律的にキャリアを形成していくためには、「自分にとって好ましい形で偶然を必然化する特定の行動・思考パターン」が必要であり、それらパターンは次の5つの特徴で表されるとしている。

「好奇心」、「こだわり」、「柔軟性」、「楽観性」、「リスクテイキング」。好奇心が旺盛でありながら、同時に自分の基本的な考え方にはこだわりを持ち、柔軟かつ楽観的にものごとを捉え、進んでリスクを取っていく。そんな行動・志向パターンが偶然を必然化する。

まずは好奇心に従った。次には、9年間で固まった自分なりのこだわりを。常に柔軟に、楽観的に。そうして、お世話になった方々に恥じないようなキャリアを歩んでいきたい。頑張ってきます。支えてくれた皆様、今まで、本当にありがとうございました。

そして今後ともよろしくお願い致します。

2008/02/25 02:39 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

珈琲のコダワリ

Delongi 珈琲に多少こだわっている。 出勤前の1杯、帰宅後ネットしながらの1杯は生活習慣として欠かせない。毎日飲むなら美味い方がいい。どうせこだわるならスタバやタリーズを超える味を追求してみたい。何事も形から入る私としては、まず手始めにマシンから。一人暮らしを始めた大学以降、何台ものコーヒーメーカーを買い回してきたが、2年前、ようやく理想の一台に辿り着いた。

デロンギの全自動エスプレッソマシンEAM1000BJ。実売価格7万前後と少々値は張るが、カフェイン中毒の私にとってはお釣りが来るほどのヒット商品だ。お湯を沸かす必要も無く、作る度に粉をペーパーフィルターに入れて設置する必要も無い。予めホルダーに豆、タンクに水を入れておくと、ボタンを押すだけで全自動でコーヒー(エスプレッソ)が抽出される。濃さや分量はダイヤルで設定可能。一度自分の好みを設定しておけば、電源を入れてワンタッチでスタバクラスのコーヒーが出来上がる。手入れも簡単。使用済みの粉は機械が自動で固めてくれるので、本体手前の扉をパカっと開けてゴミ箱にそのまま捨てるだけ。ミルクスチーマーの切り替えに時間が掛かるのが唯一の難点だが、それもアラ探しレベルの欠点だ。

Cofee_2 せっかくのマシンも、珈琲豆の品質が悪ければ全て台無し。これまた数多くの店を試したが、コストパフォーマンス、サービス共にお薦めのネット通販ショップがある。その名は珈琲問屋。値段は良心的で品数豊富、質も高い。注文を受けてから焙煎してくれるため、封を開けた瞬間の香ばしさが素晴らしい。無料のオプションも充実しており、焼き方、挽き方を自由に選択できる。3,000円以上の注文で送料無料。しかも、15時までに注文すれば即日発送してくれるため、関東圏内であれば翌日の夕方には自宅に届く。これぞプロの仕事。凄いぜ珈琲問屋。

エスプレッソ・マシンを使う私は、焼き方はイタリアンロースト(標準+150秒)、挽き方は豆のまま。注文は500gまで可能だが、鮮度を保つため少量ずつ真空パックで発注するのがお薦め。理想は200~300gで1パック。大量に消費するからといって500gにすると、全て使い切る前に香りが劣化してしまう。1日の使用分だけマシンに入れ、残りは真空パックに入れて冷蔵庫に保存しておくのが望ましい。

スタバやタリーズのカフェラテが好きなら、エスプレッソをワンショットに対し、牛乳(スチームミルク)3倍程度が理想だろうか。私の理想配合はエスプレッソ1:スチームミルク0.5。濃いめのカフェラテと毎日トゥギャザーしている。

全てを忘れ自分の世界に浸るアイテムとして珈琲は必要不可欠。私にとってはモードを切り替えるためのスイッチです。

2008/02/16 23:20 カテゴリー: 食 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

MLB開幕戦

Kc3a0002 3/26(水)のMLB開幕戦、ボストン・レッドソックス vs オークランド・アスレチックス戦をゲット。予定通りいけば松坂の凱旋登板試合・・になるはずだが、果たしてどうか。

1回、松坂がマウンドに向かう瞬間の地鳴りのような歓声を是非体感したいとこです。ああ楽しみ。

2008/02/15 22:11 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

マールーシャ

Image 何度戦ってもマールーシャに勝てません。

いっぱい負けました。

11回目でコントローラーを投げました。

あまりにも負け続けたので仕事に行く気力が湧きません。

どなたか攻略法教えてください。

2008/02/12 23:40 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

アイデンティティで遊ぶこと

社会評論家のクリストファー・ラッシュに言わせると、人間は「ナルシシズムの文化に生きている」生物らしい。彼は、ナルシストの抱える典型的な問題を、孤独と親密さへの不安と定義している。

孤独を恐れる一方で、親密さに不安を感じるヒト。

その点、ウェブ世界は完璧だ。 誰かが側にいるという幻想を抱かせてくれる。けれど、親密さを求めてはこない。一人でいながら孤独を感じずに済む強力なシロモノだ。言うなれば、子供の時に常に手元に置いていたぬいぐるみや人形。リアルとは異なる世界で、必要な時必要なだけあなたの相手をしてくれる。

そんな無敵の武器を使ってウェブ時代に何を望むのか。

自分のバーチャルな行動を観察し、それらの行動が自分の、恐らくは満たされない欲望や社会的な絆について何を物語っているのか自問してみる。バーチャルな世界で未解決の葛藤を実演し、個人的な悩みを繰り返し演じてみる。
                  
ウェブ世界で起こっていることは単純明快だ。皆、自分のアイデンティティで遊んでいるだけなのだ。ただし、それは時に危険、時に真剣な遊びで・・

時にリアルな世界に欠けているものを示唆してくれる。

2008/02/05 23:37 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

フリークライミング

Img2 生まれて初めてのフリークライミングに挑戦。R25でその存在を知って以来、一度は体験してみたかった岸壁登り。都内にも専用の室内ジムがあるということで、後輩2名を誘って江戸川橋にあるT-WALLに行って来た。

入会料500円、1日使用料2,100円を支払い、いざジムへ。挑戦したのは、道具を使用せず体一つで2~4mの壁を登る「ボルダリング」と呼ばれる競技だ。80度の傾斜角から150度まで、難易度に合わせて幾つものコースが用意されている。当然、傾斜がキツいほどレベルは高くなる。150度?こちとらスパイダーマンではない。見ただけでわかるが絶対ムリ。80度は非常に混んでいる。それなら体力があるうちに・・と、ちょっと背伸びをして110度の壁から挑戦してみる。

写真を見てもらえればわかるように、壁には色とりどりの人工岩が無数に突起しており、横に小さく番号が振られている。「1」番のコースであれば、「1」と振られた突起物しか掴んではいけない。同じ番号のみを辿り、課題完登のため登っていく。足をどこに掛けるかは自由。よって、まずは「1」のゴールを確認し、そこに至るまでの左手、右手・・の手の動きをイメージすることが肝となる。この辺、パズル的な要素が予想以上に強い。

いざやり始めると、これがまた難しい。握力や腕力は勿論重要だが、それだけでは限界がある。大事なのは重心移動とバランス感覚だ。明らかに握力が落ちてきた後半、後輩の一人がコツを掴んだのか、あらゆる課題を完登し始める。猿かお前は。上から見下ろすなコノヤロウ。力業オンリーの私は2つしかクリアできない。登って落ちての繰り返し。悔しすぎるので近日再挑戦決定です。

3時間半、非日常の時間を十分に堪能したが、難点は筋肉痛。皆さんもやるのであれば気をつけて。次の日、トイレでケツを拭けませんでした。

2008/02/02 23:50 カテゴリー: スポーツ | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

いざ料理対決

Dsc01994 あれからちょうど1週間。ついにこの日がやって来た。集結する低血圧風情、テンション低めの男性3名。同じく集まったやけにテンション高めの女性3名。彼女達はそりゃあ楽しいだろう。本日は食べて批評するだけなのだから。

持ち時間2時間以内でオードブルとメイン、2品を作らなければいけない料理対決。材料費は一人3,000円以内。普段作り慣れてるメンツではないだけに、料理センス以上に「2時間で何を作るのか」、即ち選品が勝負の肝になる。「ところで今日何作るの?」答えを予想しつつ対戦相手に振ってみる。「・・そういうお前は何つくるの?」質問を質問で返す2人。やはりそうか。案の定、誰も何を作るか決めていない。

「つーか何作ろう」「灰汁とるのってどうやんの?」会話のやり取りで実力が窺い知れる予想通りの展開。愚痴の言い合いがひとしきり続き、その後、それぞれ持参した料理本で情報収集すること30分。ようやく決まった。「トマトが俺を呼んでいる」「やっぱ日本は和食だね」。何を作るか決めただけで湧き上がる心地良い達成感が3名を包む。

そして皆で食材調達。30を過ぎた男性3名が仲良く連れ添う日曜のダイエー。家族連れか主婦でごった返す店内で一際その姿は異様に映る。カートを押して歩く一行。「タマネギ使う人いる?」「あ 俺使う」「みりん買うの忘れた」「豆板醤ってどこにあるの?」人生で初めて食材を軸とした会話がエンドレスに続く。不自然な笑顔。「鶏肉買うの忘れた!あちゃー」テンションが高いアクション。私を含めた3名全員、料理を作ろうとする自分に酔っている。

M君がチョイスした2品は、生春巻と筑前煮。生春巻はともかく、準備に時間が掛かる日本の心、筑前煮はチャレンジングな選択だ。さすが優勝候補と言われるだけはある。もう一名、料理経験がゼロに等しいB君はアジの叩きとラタトゥイユ、加えてトマトソースのペンネまで作るらしい。包丁を持ったことすら数えるほどの彼が、何故だか一番自信満々だ。その根拠は「俺、料理番組良く見てるから」。何故か納得してしまう。私の選択は東北の郷土料理、納豆汁と、ピーマンの特性肉詰め。汁物と詰め物系は誰とも被らないだろう、という戦略を元に調理を開始する。

かくして真剣勝負が始まった。まずは納豆汁。鍋に水を張り、昆布を入れて弱火で1時間弱ほど煮詰めた後、今度は煮干しでダシを取る。その後、微塵切りにしたネギと人参を入れてコトコト煮込み、挽き割り納豆を3パック投入。最後に味噌を濃いめに溶き、待つこと30分。予想以上にパーフェクトな納豆汁が完成した。

続いてピーマンの特性肉詰め。合い挽肉に細かく刻んだにらとタマネギ、卵2個、パン粉、ネギ、ニラを混ぜ、2つに縦割りしたピーマンに詰めていく。サラダ油をひいたフライパンで肉の部分を下にして炒めた後、今度はピーマン部分を下にして、適量の水にみりん、醤油、料理酒、砂糖を混ぜたダシ汁に浸し、中火で5分強蒸す。ダシ汁が飛んだところで取り出し、残った汁に片栗粉を絡めてピーマンに掛ける。ライバルの進捗を片目に見ながら試食。マジで美味い。我ながらナイスな出来映えだ。

Dsc02004 M君、B君の調理もほぼ同時に終了。ここに7品の男料理が完成した。腹を空かせ口数も少なくなった女性審査員が、テーブルに並んだ料理を箸で摘んでいく。「やばい」「キテる」「美味すぎ」。ライバルを含め絶賛の嵐で気分が良い。M君の筑前煮は完璧だ。女性でもここまでバランスの取れた味付けを出来る人は稀だろう。初心者B君は、何とアジを自分の手で三枚におろしていた。底知れぬポテンシャル。ラタトゥイユも美味い。私の納豆汁は男性陣も含め皆最後まで飲み干してくれた。ピーマンも好評。かくして調理と食事は無事終了し、いよいよ審査結果発表の時間となった。

輝ける第一回目の優勝者が発表される。固唾を飲んで見守る男性3名。「結果を発表します。今回の勝負・・」。下される結論。さあこい。誰の勝利だ。「結果はノーコンテストです」。ギャー。会場に渦巻く男性の怒号と悲鳴。無情で冷血な審査員の口から出た言葉は、「皆さん制限時間オーバーです」。

気付けば、調理を初めて3時間が経過していた。すっかり制限時間の存在を忘れていた男性陣。炒めるのが楽しすぎた。包丁を使う自分達に酔っていた。その結果が3時間。結果が発表されないテストほど空しいものは無い。オチではなく、本当にノーコンテスト。我々に足りないのは手際の良さだった。

第二回目は恐らくありません。あしからず。

2008/01/31 23:03 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

決戦は日曜日

何がどうなってこの流れになったのかは覚えていない。次週の日曜日、男3人で料理対決をすることになってしまった。制限時間は2時間未満。食材は予算3,000円以内。オードブルとメイン、あわせて2品を調理しなくてはならない。審査員は舌の肥えた女性たち。2008年を占う仁義なき戦いまで、1週間を切った。

得意のチャーハンで勝負するか。回鍋肉や青椒牛肉絲といった炒め物は安易すぎやしないか。そもそも審査員の好みはどうか。奴等は何で勝負してくるのか?・・実に3年振りの料理という自身のブランクも心配だが、勝負を掛ける2品の選択に迷いに迷う。

対決まであと6日と半日。どなたか良いレシピがあったら教えてください。

2008/01/20 21:51 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)

コピージアム

Copy 東京ミッドタウン 特設会場で開催されていた「コピージアム」に行ってきた。同イベントは、宣伝会議コピーライター養成講座(CAC)が主催したもので、過去50年分の広告コピー365本を一堂に集め、流行を生んだ傑作コピーを通じて半世紀を振り返ろう、というもの。

60年代から2000年代まで、数多くのコピーが10年単位で分類され、額縁に飾られている。「懐かしい、こんなのあったなぁ」という回想と共に、当時の生活や思い出が芋蔓式に蘇る。本来の目的である商品訴求・企業アピール以上に、世相を表す短い一文。展示された傑作コピーは時代の象徴であり、知らず知らずに脳内に留めていた我々の記憶の導火線でもある。改めてコピーライターの仕事に感じ入った次第。

昨年、とあるライターの方と一緒に仕事をする機会があった。こちらの要望を理解、租借した上で短い文章に瞬間密封するプロフェッショナルの技は勿論のこと、「何故そのコピーでなければならないのか」を伝える説明能力が抜群に優れていたことを覚えている。

感性だけでは足りない世界。そこに知性と論理が同居して初めて、生まれ出た一文は時代を超え記憶の導火線となる。いや、いいものを見せていただきました。

2008/01/15 00:53 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

がーごん

080114_002702 地元のインテリア・ショップで視線と視線が交差した彼。間の抜けたエロ目に運命的な出会いを感じて即購入。英国生まれの体重3kg。結構重い。本日、晴れて我が家の家族となった彼の名は「がーごん」です。

魔除けの守り神(ガーゴイル像)ということで、早速玄関に鎮座していただいた。明日からの来客を姿勢良く迎えてくれることだろう。

2008/01/14 00:47 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

言葉の力

PLAYBOYのNo.397号、2008年2月号の特集は「世界の見方を変えてくれる50人の言葉」だった。チェ・ゲバラにモハメド・アリ、ジョン・F・ケネディ、キング牧師、オシム監督、カストロ議長にピカソ、アインシュタインに本田宗一郎・・と、古今東西の偉人達の名言至言が掲載されている。

時代を超えて歴史や人の心を動かす言葉の力。語り継がれる感情や信念、そして自己実現。彼等彼女らの表現力や語彙力よりも、自分の思いを「自然に発することができる」素直さに憧れる。作られた表現ではなく、自らの心の内より自然と産まれた言葉がいつしか名言となって人々の心に残る事実、その無形のパワーに圧倒される。

数多くの名言を読んでいるうちに、はるか昔に読んだ雑誌に掲載されていたジョン・レノンのインタビュー記事を思い出した。彼のメッセージは、今の自分の立ち位置を考えさせる、強烈な示唆に満ちている。

「あなたにとって80年代の夢は何ですか?」

「(以下レノン談)自分の夢は自分で作るのさ。ビートルズがそれだし、ヨーコもそれだよ。僕が今言っていることがそれさ。自分自身の夢を作り出せ、さ。ペルーを救いたければペルーを救うのさ。何をやるのも可能さ。でも、リーダーたち、つまり、パーキング・メーターにやらせようとしても不可能だよ。ジミー・カーターやロナルド・レーガンやジョン・レノンやオノ・ヨーコやボブ・ディランやイエス・キリストがやって来て、君たちの代わりにやってくれるとは思わないことさ。自分でやらなきゃ駄目なんだ。遠い遠い昔から、偉大な男女が言ってきたことだよ。いま、神聖なものと呼ばれ、内容ではなく、その表紙があがめたてまつられている色々な本の中で、偉人たちは道を指し示したり、道標やちょっとした指示を残したりはできる。でも、そうした指示は誰もが見るようにそこにあるんだし、過去にも常にそこにあったし、未来でも常にそこにあるはずだよ。太陽の下では、新しいものなんか何もないんだよ。全ての道はローマに通ずさ。でも、君には他人にその道を提供することはできないんだ。僕には君の目を覚ますことはできない。君になら、君の目を覚ますことができるんだ。僕は君の傷を治せない。君になら、君の傷を治せるんだ。」

2008/01/06 07:59 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

明けましておめでとうございます

自宅の窓ガラス洗って、床磨いてゴミ捨てて、ブログ書いて年賀状出して、実家の仙台に帰省して、温泉入って、紅白見て年越しそば食べて、元朝参りに行っておみくじで吉引いて、ニューイヤー駅伝と天皇杯と箱根駅伝見て、親父の酒の相手して、高校時代の友人としこたま飲んだ後にUターンして、新宿伊勢丹と横浜そごうの初売り行って、東京ドームでアメフト観戦して、HMVでCD6枚買って、自宅近くのセントラルスポーツで3日間脂肪燃焼して、小説3冊と雑誌3冊読んで、沢山寝て、ヤマト運輸のお兄さんに早朝ピンポーン・・と起こされたらいつの間にか仕事始めでした。

明けましておめでとうございます。今年も本ブログとHoneyburstをよろしくお願いいたします。皆さんにとって実り多き1年になりますように。

2008/01/02 20:30 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

みっくみく

Img_miku_2 早いもので2007年もあとわずか。1年を振り返る特集がそこかしこで組まれているが、日経MJの「ヒット商品番付~ネットビジネス編~」にもノミネートされた「初音ミク(はつねみく)」を皆さんはご存じだろうか(知らなくて良い)。

自分で作成した楽曲に音階と歌詞を入力すると、架空のアイドル「初音ミク」が生声で歌ってくれるという「歌声ソフトウェアシンセサイザ」ソフトウェア。ジャンル的には年間1,000本売れれば御の字のDTM(デスクトップミュージック)という部類らしいが、2007年11月末時点で既に2万5千本強売れている。こりゃ凄ェ。大ブレイクの契機となったのは、9月にニコニコ動画に投稿された「みくみくにしてあげる♪(してやんよ)」という素人作成のオリジナルソング。

美少女系のイラストと甘ったるく舌足らずな声優(藤田咲)を採用、ネット住民率の高いアキバ系の心を鷲掴みした販売戦略が功を奏した・・と事後分析してしまえばそれまでだが、それにしても、この手のソフトウェアが3万本売れるというのは俄に信じがたいものがある。以前から「2ちゃんねる」等で頻用されていた「ぼっこぼこにしてやんよ」というフレーズを転用した「みっくみく」という造語も生まれ、なんでも現代用語の基礎知識にも掲載されたとか。ちなみに、「みくみくにしてあげる♪」は業務用カラオケJOYSOUNDに入曲され、この2ヶ月で200万回近く歌われているらしい。日本ってちょっとコワイ。

2次元美少女キャラクターに萌えるアキバ系の嗜好がソフトウェアの擬人化キャラクター(@美少女)に派生しただけ、という向きもあろうが、「皆で何かを創り上げる」「自分の創作物を第三者に評価してもらう」という昨今のマッシュアップ~ネット世代の自己実現が新しい形で表出し、一つの市場を形成するに至った、という分析が正しいのだろう。

・・とか何とかブログにつらつら書いているワタシのBGMは、「みくみくにしてあげる♪(YouTubeに落ちてます)」。理解不能だがこれも社会勉強・・と何度か再生しているうちに、いつしか耳に残って離れなくなってしまった。終いには無意識のうちに風呂場で鼻歌を歌っていた。誰か助けてください。

まさか、CDデビューしてオリコンチャートイン、何てことには・・ならんよね?

2007/12/28 13:35 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (12) | トラックバック (0)

ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
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梅田 望夫
筑摩書房
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ベストセラー「ウェブ進化論」の作者による書き下ろし。「時間」と「距離」と「無限」の概念が大きく揺さぶられる現代において、人はどう生きて行くべきか。未来を担う若い世代に対する真摯なメッセージが織り込まれた好著。ウェブ進化論のエッセンスが至る所に詰め込まれているので、同著を読んでいない方もすんなり入っていける。

「ウェブ進化によりどういう自由が現代人に開かれたのか、と考えるとき、私は、リアル世界の環境の制約、つまり住む場所や生まれながらに属するコミュニティなどが相対化されて、自らの志向性にあわせた共同体へ移行する自由が与えられたことなのではないかと思う。地縁、血縁、家族、学校、会社といったリアル社会のコミュニティから、「時間の使い方」の優先順位を変えることで「志向性の共同体」へ移行する自由である」

「時間だけが全ての人に平等に与えられたリソースである。その時間を、自らの志向性と波長の合う領域に惜しみなくつぎ込む。それが個を輝かせる。大切な時間というリソースを自分らしくどう使うのか。そこがこれからはますます問われる」

ウェブによって既存の概念が大きく揺さぶられる時代。すなわち意識一つで個を輝かせることが可能な時代でもある。洪水のような情報に溢れた時代だからこそ、情報を取捨選択する勇気と志向性を追求する行動力とが大切になる。著者からのポジティブなメッセージ。もし自分に子供がいたら、是非読ませたい一冊。

2007/12/06 00:23 カテゴリー: 書籍 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

結婚式×2

Medetai_2  2週連続で結婚式。1組目は大学時代の友人。披露宴のクライマックスは新婦の手紙朗読・・と相場は決まっているが、それ以上に新郎の最後の挨拶にグッときた。彼のこれほど堂々とした姿を見たのは10年以上の付き合いで初めてだ。ゲストへの感謝の気持ちがストレートに伝わってくる。立派になって・・。お父さんは嬉しいよ。

久し振りに再会した友人との会話も弾む。新潟に福島、そして東京から集合した連中。今はそれぞれ皆、別の生活を別の地で歩んでいる。移りゆくものと変わらないものを確認し、上機嫌に酒は進む。

2次会では司会を拝命。皆に楽しんでもらえただろうか。悔いは幾つも残るが、何より新郎新婦が終始笑顔だったので救われる。新郎は二次会最後に「俺は浮気をしない!」と宣言。本当だろうな。幸せの絶頂のこの瞬間は100%そう信じ込んでいるのだろうが・・。ククク。証拠の一つとしてブログに残しておく。

Medetai1_2 2組目は職場の後輩。入社1年目でめでたく結婚。新郎新婦共に広島出身ということで、披露宴出席のため産まれて初めて広島に赴く。最近完成したというゲストハウスでのパーティー。新婦がカワイイ。羨ましい奴だ。新郎のお母様が新郎と激似。DNAの奥深さを体感する。

純粋な気持ちで幸せな気持ちに浸れる瞬間。1年にそう何度もある話ではない。2週連続でエネルギーを貰い、気合いも充填。素晴らしい週末となりました。

お幸せに!

2007/11/26 18:24 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

脳内メーカー

No_2 一昔前に流行った脳内メーカー。私の脳内は嘘と遊びで塗り固められているらしい。遊んで嘘をつく。嘘をついて遊ぶ。実に見事な人生だ。

さて、来週も頑張ろう。

2007/10/27 11:01 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

人間ドック

本日は人間ドック。健康体であることは自他共に認めるところ。問題はどれだけ自分が健康なのか、だ。1年に1度、体組織との真剣勝負。過去を乗り越えろ。気合いを入れて市ヶ谷の病院へ乗り込む。

まずは血液検査から。問題なし。血圧。普通。身長。昨年に続き2mm伸びている。成長期?体脂肪。前年並み。もう少し絞りたかったが連夜の深酒が許さない。無念だ。内臓検査。オッケー。ビクビク元気に動いているカワイイ私の膵臓よ。心電図。よくわからないがお咎め無し。聴覚検査。ビー、ピー、ピー。何となく聞こえるので何となくボタンを押してみる。やりました昨年越え、音楽漬けでも正常な愛しのマイ・イヤー。胃の検査。ついに来ました最大の山場。センスの欠片も無い青い服をかぶり、炭酸とバリウムを飲み干す。「はい回ってー」「そこで2回転」「逆回転」「逆さまになります、踏ん張ってー」「もう少し斜め、はいそこで息を止めるー」命令になすがままの私がぐるんぐるん回る。ここは絶対服従の世界。仕事でもプライベートでも、周囲にこれほど従順な姿は見せたことがない。知り合いに見られたら恥辱で憤死するだろう。口にはバリウムの苦い後味。沸き上がるゲップの衝動。「ゲップしちゃダメだよー」うるさいだまれ。心の中で精一杯抵抗し、それでも小市民な私は哀れ台上で回り続ける。

戦いも終盤だ。医師面談。聴診器を当てられる。乳首周辺が弱い。やめてやめて。眼圧検査。これまた問題なし。肺活量。「昨年凄い数値ですね、今年はどこまでいけるでしょうか」医師が煽る。調子に乗ってその気になる単純明快な私。ふーーーーー、はーーーーーーーーーーーーーーー。無念。自分に負けた。医師に慰められる。「いや、それでも普通の人の1.6倍ですから」来年こそはと決意を新たにする。ラストは結果通知。「何の心配もありません、今年も健康ですね、この状態を維持してくださいね」戦いは終わった。

越えられた自分と越えられなかった自分。明日からまた新たな戦いが始まる・・が、今日は負けを認めざるを得ない。全ての検査を受診することができなかったからだ。

頑張った。これ以上ないほど踏ん張った。

けれど、最後までう○こが出なかった。

前の日に出し過ぎたの。

2007/10/19 16:37 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

コーポレート・メッセージ

日経BPコンサルティングが「コーポレート・メッセージ調査2007」の結果を発表した。企業が理念や経営姿勢を込めて掲げる企業メッセージがどこまで消費者に届いているかを調べたもので、今年で6回目とのこと。ベスト15は以下の通り。(どれがどの企業かわかります?)

1.  お口の恋人 
2.  あしたのもと
3.  あなたとコンビに、ファミリーマート
4.  ココロも満タンに
5.  目の付けどころが、シャープでしょ
6.  うまい、やすい、はやい
7.  安値世界一への挑戦
8.  i'm lovin'it.
9.  マチのほっとステーション
10. もっと乗りたくなる。ZOOM-ZOOM-ZOOM
11. Inspire the Next
12. The Document Company
13. お金で買えないものがある。買えるものはMasterCardで。
14. 味ひとすじ 永楽園
15. 清潔で美しく すこやかな毎日をめざして

いずれもCMのメロディと合わせて企業名が思い浮かぶ。いつの間にか頭に刷り込まれているイメージ。コーポレート・メッセージって、ホント重要ですな。・・当然、発信するメッセージで消費者の印象を損ねるケースもある。個人的にはNTT Docomoの「Docomo2.0」。おいおい今さら2.0??安直過ぎてびっくりしたぞコピーライター。そりゃシェアも落ちますわ。

さて、皆さんの企業のコーポレート・メッセージはいかがでしょうか。

2007/10/06 00:02 カテゴリー: ビジネス | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)

プランド・ハップンスタンス理論

1999年にアメリカのキャリア・カウンセリング学会誌に発表された、スタンフォード大学のクランボルツ教授らの「プランド・ハップンスタンス(計画された偶発性)理論」によると、数百人に及ぶ成功したビジネスパーソンのキャリアを分析したところ、そのうちの8割は「いまある自分のキャリアは予期せぬ偶然に因るものだ」と答えたとのこと。

キャリア・カウンセラー(CDA)の勉強をしていた頃、最も共感した理論だ。「予期せぬ偶然でここまできました」。ううむ、カッコいい。一度は言ってみたい。

人事部で仕事をしていた頃、若手社員から「やりたいことが見つからない」「今の仕事が自分の適性に合っているかわからない」という相談を受けることが多かった。そんなん知るかバカ。俺だって見つかってないわ。いつも心の中で毒づいていた。そんな時、この理論の存在を知った。キャリアなんか偶然だ。そう割り切ると、結構楽になるもんだ。

自分のキャリアを真剣に考えるのはアタリマエ。自分らしさを見つけようともがいて、ゴールに向かって青写真を描こうという姿勢も大切だ。けれど、まずは自分に与えられた仕事を受け入れ、結果を出し、失敗や成功を何度も何度も繰り返すこと。そうしているうちに、いつか自分にとって好ましい偶然が起こる。大事なことは、好ましい偶然が起こりやすくなるような行動を日頃から取っているかどうか。そのための第一歩は、いつも自分の目の前にある。

「仕事がつまらない。自分に合ってない」
つい昨日、入社3年目の社員にまたもや相談された。バカヤロウ。それに対する答えは「そんなん悩む暇があったら、目の前のお仕事を精一杯こなしなさい」だ。こなしてない人ほど軽々しくキャリアを語る。適性を語る。相性を語る。ゴールが見えなければ走らないのはカッコ悪い。走り出すからゴールが見えるのだ。走っているから偶然が起こるのだ・・・と言いたかったが、金八っぽかったのでやめた。

10年後、20年後、自分のキャリアをカッコ良く振り返ってみたい。いやあ、いつの間にかこんなキャリアになってましたえへへと言ってみたい。

偶発性を普遍化する行動の循環を意識して一日一日を過ごしたい。

2007/10/05 19:55 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

犯人に告ぐ

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)
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雫井 脩介
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10月に映画公開が予定されている作品の文庫版。作者は「火の粉」「クローズド・ノート」で有名な雫井 脩介。執筆当初から映像化を想定していたのでは?と勘ぐってしまうほど映像・情景描写が秀逸。頭の中で、リアルな世界が一気に広がっていく。小説が故の装飾を最小限に止め、現実の犯罪捜査のように地味で泥臭い描写を積み重ねた結果、物語に圧倒的な臨場感が生まれた。淡々とし過ぎているという反応もあろうが、それこそまさに作者の狙いなのだろう。

警察小説、犯罪小説という類に二の足を踏んでしまう方にもオススメ。とかく原作を踏みにじる傾向の強い昨今の邦画だが、映像化しやすい本作には是非期待したいところ。主人公巻島役は、まさにイメージ通りの豊川 悦司。

巻島がTVを通じて犯人に宣告する名シーン(犯人よ、震えて眠れ)は勿論のこと、脇役、津田長の台詞も印象に残る。ラスト、巻島が自ら背負う業にはただただ涙。。

2007/09/27 01:22 カテゴリー: 書籍 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ポンペイ

職場の同僚が、遅ればせながらの夏休みで今週からイタリアに行っている。旅のハイライトは世界遺産ポンペイとのこと。ポンペイは、1世紀までナポリ近郊にあった古代都市国家。ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一夜で壊滅した史実はあまりに有名だ。現在は主要な部分が有料で一般公開されているとか。ううむ、私も一度は行ってみたい。

と言うわけで、せめて脳内旅行を楽しもうと早速「ポンペイ」をググってみる。古代ローマの都市と人々の生活ぶりをほぼ完全な姿で今に伝える貴重な遺跡。火山灰に埋もれた街並みに遠く思いを馳せて・・いると、謎の一文が目に留まった。

「プレーヤーはカードプレイにより、自分のコマをポンペイの街に配置します」。

衝撃的なボードゲーム、”ポンペイ”の発見だ(詳細はコチラ)!! 「ルールは簡単です。噴火の被害からより多くの住民を救い出すこと。プレーヤーは住民をポンペイの街に配置し、順番に溶岩カードを引いていきます。溶岩カードが置かれた場所にいる住民は犠牲者。火山の中に入れます。街の入り口まで逃げることができた住民は避難成功!最も多くの避難に成功したプレーヤーの勝ちです。パニックにならずに落ち着いて避難させて下さい」

「火山の中に入れます」

冷血無慈悲なルールに私がパニックだ。まさか、数千年の時を経てボードゲームになってしまうとは。これではポンペイの犠牲者も浮かばれまい。開発元のAmigo社に代わって私が詫びる。ゲームにしちゃってごめんなさい。

遠くイタリアの地にいる同僚よ、溶岩カードは引かないように。

2007/09/25 22:41 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

アンテナ三本

思えば約10年前、就職活動を間近に控えた学生時代。自分は社会で何がやりたいか、どういったキャリアを歩んでいきたいか、20数年の人生で初めて自分の内なる世界と向き合ってみたあの時。街で書店でネットで電車の吊革広告で、「自己啓発」「自己分析」「キャリア」・・といった文字が怒涛の勢いで目に飛び込んできた衝撃を覚えている。周囲が自分用にカスタマイズされたのではないか、そう感じてしまうような不思議な感覚。そういやマンション購入時もそうだった。買うべきか買わざるべきか。低層タイプかタワーマンションか。考え込みながら日々生活していたら、やたらとマンション関連の広告が目に付いた。

恋愛に結婚、転職に英会話。何かを意識した途端、周囲の世界が変わりはじめた・・なんて経験は誰にでもあるんじゃないだろうか。日常生活の中で何千、何万という人が同じように見聞きしているものの中に価値を見出すか否か。何かを意識して日々生活しているか否か。その姿勢がアンテナを掲げる、ということだと思う。

誰もが素通りする情報の中、誰かしら、そこに価値を見出している人はいる。ある人は感銘を受け、ある人は行動に結び付け、ある人はビジネスチャンスを見出だす。きっとそういうことなのだろう。アンテナを掲げることなく日々無為に過ごすより、気付いても行動を起こさず無策に日々を送るより、どうせなら情報を心に引っ掛けて人生を楽しみたい、最近切にそう思うのだ。

ということで、今年遅ればせながら新たに打ち立てたアンテナは「資産運用」。REITに投信に株に確定拠出年金。今、バリバリに3本立ってます。

2007/01/30 12:16 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

○と×

ルール
経験したことあるものには○  無いものには× らしい

■ 入院・・・×
■ 手術・・・×
■ 骨折・・・○  腕1回
■ 献血・・・○  最近行ってない
■ 失神・・・×

■ しゃぶしゃぶ・・・○
■ エスカルゴ・・・○
■ 補導・・・○  数回
■ 女を殴る・・・×
■ 男を殴る・・・○  中学時不良グループと団体抗争
■ 就職・・・○
■ 退職・・・×
■ アルバイト・・○  ガススタ、運送、吉牛、焼肉屋 他
■ 海外旅行・・・○  アメリカ、モルディブ、フランス、韓国  他
■ 海外留学・・・×

■ ギター・・・×
■ ピアノ・・・○ 幼稚園から中学まで
■ バイオリン・・・×
■ メガネ・・・○
■ オペラ鑑賞・・・○
■ テレビ出演・・・○  高校時代  部活の特集で
■ パチンコ・・・○
■ 競馬・・・○
■ 合コン・・・○

■ 北海道・・・○
■ 沖縄・・○
■ 四国・・・×  うどん食いたい
■ 大阪・・・○
■ 名古屋・・・○

■ エスカレーターを逆走・・・○
■ フルマラソン・・・×
■ 自動車の運転・・・○
■ 10kg以上減量・・・○  自然に11kg減
■ 交通事故・・・×
■ 電車とホームの隙間に落ちる・・・○

■ 1万円以上拾う・・・×
■ 1万円以上落とす・・・○  6万入りの財布 号泣

■ ピアス・・・×
■ 50万以上の物を買う・・・○  散財大好き

■ ラブレターをもらう・・・○
■ 幽体離脱・・・ ×
■ 先生に殴られる・・・○ しょっちゅう
■ 徒競走で1位・・・○
■ 妊婦に席を譲る・・・○
■ 他人の子供を叱る・・・×  刺されたくないし
■ 20過ぎてシラフで転ぶ・・・×
■ 同棲・・・×
■ ストリート誌に載る・・・×
■ 2m以上の高さから落ちる・・・○
■ 学級委員長・・・○
■ 恋人が外国人・・・×
■ 刺青・・・ ×

■ ナンパする(される)・・・○
■ 逆ナンパされる(する)・・・○
■ 1年以上付き合う・・・○
■ 1週間未満で別れる・・・○

■ ディズニーランド・・・○
■ 異性に告白・・・○
■ 同性から告白される・・・○  公園であったなぁ(遠い目)

■ 中退・・・×
■ 留年・・・×
■ 浪人・・・○

■ 喫煙・・・×
■ 禁煙・・・○  ってか吸ったことないし
■ 酔って記憶をなくす・・×  記憶はある
■ 飲酒運転・・・ ×
■ 保証人・・・×

■ 食中毒・・×
■ 無言電話・・・○  英語の電話は無言で切ります
■ ピンポンダッシュ・・・○

2007/01/25 23:46 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)

HIMSA

Hail Horror
Hail Horror
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Himsa
Prosthetic Records (2006-02-07)
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シアトル産メタルコア・バンドの3rd。予備知識無しに購入したが、ブルータルでアグレッシブなサウンドと繊細なメロディが高次元で溶け合った強烈なアルバムだ。KILLSWITCH ENGAGE、SHADOWS FALL、IN FLAMES、ARCH ENEMYといったメタル・サウンドが響くなら試して損はないはず。

獣のようなスクリームを吐き捨てるフロントマン、ジョン・ペティボーンの存在感は圧巻で、彼の迸るエナジーが楽曲のモーターとなっている。激烈な#1、2も魅力的だが、サミ・カー(g)の活躍が目立ち始める#3から一気に緊張感が増していく。手数の多いドラムと煽情力の高いギターが突進する#4、緩急自在なサミの妙技が光る#5、超強力なリフが炸裂する#6&7・・と続くアルバム中盤の充実振りにはただ圧倒されるばかり。日本盤ボーナスの#11は正統派HM寄りの佳曲で、本編とはまた違ったテイストで楽しめる。

もっと売れても良かったと思うが、何故か日本では話題にならず・・。個人的には2006年を代表するお気に入りの1枚。

2007/01/14 04:51 カテゴリー: 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

姿勢

アメリカのティム・オライリーが名付けた「Web2.0」という言葉を目にする機会が多くなった。一般的に、Web2.0にみられる四大機能は情報の「受信」「検索」「発信」「共有」の4要素と言われている。

ブラウザ、高速検索エンジン、ブログにSNS。テクノロジーによって世界は2.0にバージョンアップしたらしい。けれど、求める情報を検索・収集(受信)できる人、集めた情報を第三者に発信できる人、有用な情報を周囲と共有できる人がプライベートもシゴトも充実させているという不文律は、昔も今も変わらない。

要は姿勢の問題です。

2007/01/12 03:11 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

イキガミ

イキガミ 4―魂揺さぶる究極極限ドラマ (4) (ヤングサンデーコミックス)
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間瀬 元朗
小学館
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間瀬元朗作の「イキガミ」。”今 一番泣ける漫画”のコピーと丁寧な作画につられて3巻まとめて購入。医療関係のドキュメンタリー番組や漫画などで「余命あと××年」と宣告された患者の話は目にするが、本作は、残された人生があと一日となった場合、人はどう生きるのか・・という極限の心理状態がテーマとなっている。

物語の舞台は架空の日本。そこには「国家繁栄維持法」なる法律が存在し、1,000人に1人の確率で国民が国家に殺される(何て理不尽な)。主人公は、死亡宣告書・・通称「逝紙(いきがみ)」を、24時間前に本人に配達する公務員、という設定だ。

国家システムなど細かい部分に粗はあれど、「人生最後の瞬間をどう生きるのか」、という部分に読み手は自身を投影する。自分だったら一体どうするか。やり残したことはないか?オムニバス形式で登場する人物たちに共感し、同情し、24時間を疑似体験してしまう。漫画を読んで涙腺が緩みそうになったのはいつ以来だろう。オススメです。

2007/01/07 02:28 カテゴリー: 書籍 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

新興企業番付

毎年恒例、証券アナリストや機関投資家の運用担当者らのアンケートによる、「2007年に期待される新興企業番付」が1/5(金)の日経朝刊に掲載された。以下抜粋。

1. ディー・エヌ・エー (ネット競売)  2. 日本M&Aセンター (M&A仲介)  3. GCA (M&A助言)  4. 日本マイクロニクス (半導体検査器具製造)  5. エン・ジャパン (ネット求人大手)  6. エリアリンク (不動産転貸)  6. ミクシィ (SNS)  6. ミライアル (半導体シリコンウェハー容器製造)  6. リロ・ホールディング (福利厚生代行)  6. サマンサタバサジャパンリミテッド (バッグ・宝飾品企画販売)  11. アプリックス (携帯ソフト開発)  12. GABA (英会話)  12. IRIユビテック (情報端末向け技術開発)  12. アセット・マネジャーズ (不動産投資ファンド運営)  12. 竹内製作所 (小型建機製造)  12. 日本風力開発 (風力発電)  12. 日本レップ (不動産ファンド運営)  12. バリューコマース (アフィリエイト広告仲介)  12. ファンドクリエーション (公募型ファンド運営)・・

大まかに括ると、2007年の共通項は「ネットビジネス」「M&A」「先端技術」「資産運用」、以上4点といったところでしょうか。

日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2007に輝いた南場社長率いるディー・エヌ・エーは、携帯向けモバイルコンテンツ「モバゲーTOWN」「モバオク!」があまりに有名。会員200万人、1日1億PVというから恐れ入る。ネットビジネスと言えば、300万人超の出会い系サイトと化した同率6位のミクシィ。ここ最近は、あからさまに怪しい登録者(詐欺紛いの業者)も増え、ソフトバンク~マードックのタッグによる世界最大のSNS「マイスペース(全世界1億超の会員数!)」など、強力ライバルも出現。この2社に限らず、移り変わりが激しい新興ITビジネスでは、社会のニーズに合わせ事業を継続させていくことが一番難しいわけで・・。

個人的に興味を持っているM&A関連株を中心に、上記に挙がった企業のビジネス展開を興味深くチェックしていきたい。昨年のランキングで上位に入っていた企業は今回軒並みランク外、という事実もありますので。

2007/01/06 01:30 カテゴリー: ビジネス | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

WILLのある人生

三十路を過ぎて二年目。人生も中盤、ここらで一気に攻めに転じたいと思う2007年。遅ればせながら、皆さん今年もよろしくお願いします。

今年の目標をマジメに語れば、CAN(できること)とMUST(すべきこと)とWILL(したいこと)のバランス感覚向上。対価(給料)を貰っている以上、CANが増加すればMUSTの圧力も高まるわけで、これまでの職業人生、分銅の重さを徐々に上げながら平衡を保つだけで四苦八苦。このままじゃ人生守りに入っちゃうでしょう・・ということで、今年は「したいこと」にこだわり、「攻め」を意識した一年にしたいと思っておりやす。

年末読んだ本に古来有名な例え話が載っていた。

ある人が街を歩いていたら職人達がレンガを積んでいた。「何をしているんですか?」と声を掛けたところ、最初の人は「見ればわかるだろ、レンガを積んでいるんだ」と答えた。二人目は「レンガを積んで壁を作っているんだ」と言った。三人目は、「レンガを積んで、ここに壁を作って天井を張って、そして教会を造るんです」と答えた。

WILLがあればCANとMUSTの行為に意味が宿る。そんな志ある人生を目指して2007年は精進しまっす。

2007/01/05 16:23 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

年忘れ

D_1 年末恒例の肝臓強化週間。忘年会というタイトルが良識あるビジネスマンの羞恥心を捨てさせる。←こんなのと一緒に登場する私の身になってくれ。甚だ不本意ながら超楽しい。

連日連夜の祭りも終了、ようやく肝臓も一休み。2006年も残すところあと2日となったところで、年賀状を印刷しながら今年を振り返ってみる。

2006年の本:フラット化する世界、ウェブ進化論、Op・ローズダスト、クーリエジャポン

2006年の音楽:RED HOT CHILI PEPPERS、IN FLAMES、AMORPHIS、MY CHEMICAL ROMANCE、LOSTPROPHETS

2006年の場所:バリ

本と雑誌と漫画を例年以上に乱読、相変わらず飽きもせず音楽を聴き漁った。そして、今後の10年をちょっとマジメに考えてみた。行動を起こしてみた。そして来年4月、環境が一気に変わる。今までの人生、全て勢いとフィーリング。たぶん2007年も何とかなるでしょう。

それでは皆さん、良いお年を!

2006/12/30 04:44 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ポアンカレ予想

年末恒例、次々と各メディアで発表される今年のベスト10。米科学誌サイエンスは12/22付けで「今年の科学的進歩ベスト10」を発表し、約100年前からの数学の難題、「ポアンカレ予想」をロシアの数学者、グレゴリー・ペレルマン氏が解決したことをトップに選んだ。

ポアンカレ予想。・・わからないのも癪に障るので、早速ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみた。

”ポアンカレ予想(Poincaré conjecture) とは、「単連結な 3 次元閉多様体は 3 次元球面 S3 に同相である」という予想であり、1904年に、フランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提出された”

・・イメージすらできないのは甚だ不愉快なので、更にウィキペディアで調べてみた。

”ポアンカレ予想は一般化(高次元に拡張)できる。それは次のようなものである。「n 次元ホモトピー球面は n 次元球面に同相である」 。このように、ポアンカレ予想を n 次元に一般化すると、n = 2 での成立は古典的な事実であり、n ≥ 4 の場合は既に証明が得られている。n ≥ 5 の時はステファン・スメールによって(1960年)、n = 4 の時はマイケル・フリードマンによって(1981年)証明された。スメールの証明は微分位相幾何学的なものであったがフリードマンの証明は純粋に位相幾何学的なものである。実際、フリードマンの結果は、その直後にドナルドソンによる異種4次元ユークリッド空間・・・”

・・ま、どうでもいいや。

誰か、今度日本語訳が出たら教えてください。

2006/12/26 02:06 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)

Sex Bomb!

Solt_1最近日課となった深夜のYou Tube。ミクシィのコミュニティからリンクを辿り、夜な夜な動画検索に明け暮れている。さて、本日ハマったのが男子フィギュアスケートの歴史的名勝負、ヤグディン vs プルシェンコの映像。今から4年前、リアルタイムで体感したソルトレイク五輪の記憶が一気に蘇った。いや、便利な世の中になったもんです。

スポーツを観て感動することは数あれど、涙が自然と零れるほど心震える瞬間はそうあるもんじゃない。スポーツ史に残る緊張感と極上のドラマ。スケートが好きか嫌いかはともあれ、未体験の方は是非ご堪能あれ。

プルシェンコ
ショートプログラム(まさかの転倒)
ロングプログラム「カルメン」

ヤグディン
ショートプログラム「WINTER」
ロングプログラム「仮面の男」

初日のショートプログラム、まず氷上に立ったのはヤグディン。氷の結晶をモチーフにした衣装を身に纏い、完璧なスケーティングで「Winter」を終える。リンクの氷を手に掴み、空中に撒く独創的な演技に観衆は歓声を上げる。ヤグディンに魅了された会場の空気が仇となったか、続くプルシェンコは最初のジャンプでよもやの転倒。それからの演技をほぼパーフェクトにまとめるも、点差が開いたまま、勝負は2日目のロングプログラムに持ち越される。

そして2日目。最初の出番はプルシェンコ。後が無い状況の中、天才の面目躍如、ほぼ完璧な演技で「カルメン」を優雅に舞い踊る。大逆転もあり得ると観衆が思い始めた極限状態の中、最終演技者となったヤグディンが虚空を見つめ氷上の中央に静止する。・・鳴り響く映画「仮面の男」のドラマティックな音楽。劇中を想起させる激しいマイム。ネットの映像を通じてすら、会場が徐々にヤグディンの世界に取り込まれていくのがわかる。観衆の心が震えていくのがわかる。点数発表を待つキス&クライで不安げな表情で顔を覆うヤグディンと、冷静な表情でモニターを見つめるプルシェンコ。張り詰めた空気を打ち破るかのように、ついに点数が発表される。5.9と6.0が並ぶパーフェクトな数字に感極まって涙するヤグディン。そしてシルバーメダルが確定した瞬間、感情を押し殺し、勝者に拍手を送るプルシェンコ。い、いかん、また涙が・・。

湿った空気を振り払うために、ロシアの貴公子プルシェンコが数年前のエキシビジョンで披露した映像を何度も何度もリフレイン。

「Sex Bomb」

・・プル様、やっぱあんた天才だよ(感涙)!!

2006/12/26 01:08 カテゴリー: スポーツ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

おほほっ

Ohoho 札幌、室蘭、函館、仙台、京都、神戸・・。連日続く出張の楽しみと言えば「食」に尽きる、ということで、本日の訪問先、名古屋からお気に入りの一品をご紹介。

新鮮な苺と白餡を柔らかい餅で包んだ、銘菓「おほほっ」。一般的な苺大福と言えば粒あんだろうが、”苺という女性的なイメージを持つ果物に、粒あんの黒くグロテスクな顔は似合わない・・”と、発売元の和菓子屋さんが白飴にこだわったらしい。これが大正解。見た目も上品で、甘さと酸味のバランスが取れた絶品に仕上がっている。

6個入り¥1,000。日持ちはたった2日間。発売は12月から5月の期間限定で、ネットで検索したところ通信販売も始めたらしい。興味のある方は是非お試しアレ!

2006/12/13 01:34 カテゴリー: 食 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

大袈裟にイブ仮説

「現代人は全て、20万年前アフリカにいた一人の女性の子孫である」という”イブ仮説”という学説がある。イブ仮説が正しければ、太古の昔、人類はある1群の女性から地球各地に広がっていき、それぞれの環境に適応していった人々が現代人(アフリカ人、ヨーロッパ人、アジア人)へ進化した・・ということになる。

ちょっと大袈裟に考えてみる。無難な現状維持を決め込んで、人類が居心地の良いアフリカから一歩も動かずにいたら、今の歴史は存在していただろうか。

無分別な人たちが、良識ある人の忠告を聞かずに故郷を捨て、地球上のさまざまな場所に移動を開始した。だから今日の歴史がある。無分別を支えたのは、恐らく意志の力と冒険心。昔も今も人は意志の力で進化する。

今の自分に置き換えてみる。動かなくても十分に恵まれた環境と、動かない限り波風が立たない居心地の良さ。この場所で自分は進化しているか。退化していないか。自問自答する2006の年末。

考えてばかりいないでまずは行動しなければ。きたる2007年は、強い意志で進化する転換期・・といきたいところです。

2006/12/07 22:47 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

人間ドック

人間ドックの結果が本日手元に届いた。参った。健康すぎる。これまでも自他共に認める完全健康体だったが、更に輪を掛けた健康っぷりにぐうの音も出ない。過去3年分のデータも載っているのだが、如実にわかるその違い。

体重と体脂肪率は過去最低。無論BMIも最低値を更新。肺活量は約7,000ccで基準範囲の1,000~5,000を上回りK点越え。肝臓も尿酸値もクリーン。白血球・赤血球、血圧異常なし。中性脂肪も基準範囲ギリギリの最低値。あろうことか身長は1.6cm伸び、視力も回復した。

働いても働いても健康になっていく。終電が連日続いても睡眠時間を削っても身長は伸び、深酒を繰り返しても体脂肪が減っていく。企業にとって使いやすい人材とは。その一つの答えがとても丈夫なマイ・ボディ。

不健康だったら、もっと優しくしてくれますか。

2006/12/05 23:31 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ヒット商品番付

12/1の日経紙面に、2006年日経MJヒット商品番付が掲載された。世相を表す恒例のランキングを眺めて今年を振り返ってみる。

横綱: 東/デジタル一眼レフ  西/ショッピングセンター(SC)

大関: 東/IC切符  西/軽Car

関脇: 東/メタボリック対策商品  西/脳グッズ(ニンテンドーDS)

小結: 東/ウェブ2.0  西/フルハイビジョン

前頭: 東/高校野球、プレミアムビール、キッザニア東京、ジェットストリーム(三菱鉛筆)、ワンセグ、高機能洗濯機  西/「引退」、プレミアムシート、アンチエイジング、植物性乳酸菌ラブレ(カゴメ)、新型コンビニ、木炭釜(三菱電機)

ウェブ2.0はランキング上位にくると思っていたし、ニンテンドーDSの躍進も予想通り。そういや、メタボリックという単語を耳にする機会は今年になって増えた気がする。ソニーと松下電器が参入したデジタル一眼レフは運動会シーズンを機にバンバンCMを流していたし、実際購入した友人も多かった(今の機種は軽いらしい。連写機能もスゲェと感嘆していた)。10万円もする炊飯ジャーをヨドバシカメラで見た時は驚いたし、1万台以上売れたという事実にもっと驚いた。俺も買ったが最近の洗濯機は昔と違いますよ。何しろ服が絡みません。ワンセグはもっと上位でいいのでは?高校野球のハンカチ王子はヨン様の二番煎じでしょうか。

ピンとこないモノは意外に多かった。キッザニア東京って何だ?ジェットストリームって、黒い三連星しか知らないよ。植物性乳酸菌ラブレって、一体何語でしょうか。ショッピングセンターって、横綱になるほどの施設ってあったっけ?

・・さて、皆さんの感想はいかがでしょうか。

2006/12/02 12:33 カテゴリー: 日記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (1)

CARPARK NORTH

All Things to All People
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Carpark North
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デンマークのトリオ編成ロック・バンドの2nd。今年1月にHMVでジャケ買いしたのだが、何度聴いてもなかなか飽きがこない。スペーシーなシンセサイザーで彩られたサウンドは日本人好みの哀感に溢れており、アレンジのセンスも抜群。

時に飛び出す80年代風のメロディは、古さと新しさが入り混じった独特のモノ。百聞は一聴にしかず・・と言うわけで、興味のある方は是非オフィシャルサイトへ。3曲のPVを堪能できます。特にお薦めしたいのが叙情的なバラード"Fireworks"。第一弾シングル"Human"は子供たちの不思議な映像美がネットで話題となった楽曲で、こちらもオススメ。

現在は輸入盤のみ、それもあまり多くは出回っていないようなので、ショップで見かけた人は即買いでしょう。

2006/11/27 13:13 カテゴリー: 音楽 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ワーク・ライフバランス

同年代の経営者が増えてきた。ミクシィの笠原さん、カカクコムの津田さん、ドリコムの内藤さんなど、いわゆる76世代(ななろくせだい)。最近気になっている一人が「プレゼンの達人」としてその名を馳せるワーク・ライフバランス社長の小室淑恵(こむろよしえ)さん。

1999年に資生堂入社、翌年同社内のビジネスモデルコンテストで優勝、本社経営企画室IT戦略担当へ。女性が働きやすい社会を実現するために、インターネットを利用した育児休業者の職場復帰支援サービス新規事業を立案。2004年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー、キャリアクリエイト部門受賞。2005年9月に資生堂退社、ワーク・ライフバランスを立ち上げ、この11月には日本ブロードバンドビジネス大賞を受賞・・と目覚しい活躍っぷり。ぜひ一度話してみたいもんです。

「仕事と家庭の両立」という、時代にマッチしたキーワードをビジネスモデル化した着眼点も、自ら自社のサービスを実践する姿勢にも見習うべきものがある。同じ1975年生まれ。大いに刺激になります。

まぁ、小室ファミリーってのはどうかと思うけど。

2006/11/10 23:39 カテゴリー: ビジネス | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)