2月末をもって、丸9年在籍していた会社を退職することになった。同期や先輩、上司と、とにかく人に恵まれた。社会人基礎力や人間力を醸成する場として充実した環境だった。振り返ってみて、改めてそう思う。
就職活動当初は総合商社とコンサルティングファームを目指していた。面接が上手く進み内定も獲得できた。けれど、社員と社風に言葉では表現し難い魅力を感じ、自分でも想定外だったIT業界、SIerで働くことになった。正直に言うと、今でもさしてIT(テクノロジー)に興味は無い。それでも、この9年間、十分に楽しかった。恐らく、仕事の本質的なやり甲斐は業界や職種を越えたところにある、ということなのだろう。
IT業界に身を置いた一番の利点は情報感度が高くなったこと。テクノロジーの移り変わりはあまりに早く、知識や経験が1年後には役に立たない、という危機感が自分の情報感度を高めてくれた。シゴトだけでなく、プライベートも充実させたいという意識を常に新鮮に保つことができた。これだけ充実した環境を捨てることへの恐怖は大きかった。
転職を決意した理由はポジティブ、ネガティブ、両側面あれど、一番には純粋な好奇心。自分の内より発せられた声に従って、今、一番ワクワクする領域を深掘りしていきたいと思った。行動せず悶々と悩むのも性に合わなかった。お世話になった方々にご迷惑をお掛けしつつも、最後はエイヤで決断した。
キャリア論の権威、高橋俊介氏は、自律的にキャリアを形成していくためには、「自分にとって好ましい形で偶然を必然化する特定の行動・思考パターン」が必要であり、それらパターンは次の5つの特徴で表されるとしている。
「好奇心」、「こだわり」、「柔軟性」、「楽観性」、「リスクテイキング」。好奇心が旺盛でありながら、同時に自分の基本的な考え方にはこだわりを持ち、柔軟かつ楽観的にものごとを捉え、進んでリスクを取っていく。そんな行動・志向パターンが偶然を必然化する。
まずは好奇心に従った。次には、9年間で固まった自分なりのこだわりを。常に柔軟に、楽観的に。そうして、お世話になった方々に恥じないようなキャリアを歩んでいきたい。頑張ってきます。支えてくれた皆様、今まで、本当にありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願い致します。
ありがとう。(^_^)
頑張ってきます。
初日二日目は 超つまらん研修のようです。
投稿情報: Master(管理者) | 2008/03/03 23:37
お疲れ様です。
新天地でも暴れて…いや、頑張ってくらはい。(^ω^)ノシ
投稿情報: しゃろく | 2008/02/27 12:54