お隣の韓国でも大好評のワイン漫画「神の雫15巻」冒頭に、島崎藤村の詩「初恋」が記されていた。中学の教科書で読んで以来だ。実に懐かしい。七・五調の奇跡のようなリズムが身体に心地良く響く。日本語って本当に美しい。
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこころなきため息の
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問いたまふこそこひしけれ
>やっちゃん
破戒、おもしろいですか。前から興味があったので
早速TSUTAYAでチェックですな。
>JAS
詰まってるねえ。
ささやいてる人のビジュアルで感動が変わるような気もしますが。
投稿情報: Master(管理者) | 2008/03/08 09:02
世界で一番短くて、感動的だった恋文ってのがあったなあ♪
「恋しい」
って、一言だけなの。この一言に、想いがつまってるよね!
投稿情報: JAS | 2008/03/06 21:17
ビックリ!最近市川昆が死ぬ直前に島崎藤村原作の映画「破戒」観たよ。無茶苦茶面白いので是非!
投稿情報: やっちゃん | 2008/03/04 18:16