職場の同僚が、遅ればせながらの夏休みで今週からイタリアに行っている。旅のハイライトは世界遺産ポンペイとのこと。ポンペイは、1世紀までナポリ近郊にあった古代都市国家。ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一夜で壊滅した史実はあまりに有名だ。現在は主要な部分が有料で一般公開されているとか。ううむ、私も一度は行ってみたい。
と言うわけで、せめて脳内旅行を楽しもうと早速「ポンペイ」をググってみる。古代ローマの都市と人々の生活ぶりをほぼ完全な姿で今に伝える貴重な遺跡。火山灰に埋もれた街並みに遠く思いを馳せて・・いると、謎の一文が目に留まった。
「プレーヤーはカードプレイにより、自分のコマをポンペイの街に配置します」。
衝撃的なボードゲーム、”ポンペイ”の発見だ(詳細はコチラ)!! 「ルールは簡単です。噴火の被害からより多くの住民を救い出すこと。プレーヤーは住民をポンペイの街に配置し、順番に溶岩カードを引いていきます。溶岩カードが置かれた場所にいる住民は犠牲者。火山の中に入れます。街の入り口まで逃げることができた住民は避難成功!最も多くの避難に成功したプレーヤーの勝ちです。パニックにならずに落ち着いて避難させて下さい」
「火山の中に入れます」
冷血無慈悲なルールに私がパニックだ。まさか、数千年の時を経てボードゲームになってしまうとは。これではポンペイの犠牲者も浮かばれまい。開発元のAmigo社に代わって私が詫びる。ゲームにしちゃってごめんなさい。
遠くイタリアの地にいる同僚よ、溶岩カードは引かないように。
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